上野にある東京藝術大学大学美術館で、「NHK日曜美術館50年展」が開催されています。

大学構内に入ると、正面に大きな看板がありました。
NHK「日曜美術館」は、1976年の放送開始から2,500回を超える長寿番組です。50周年を迎えるにあたり、これまで番組に登場した”美”の魅力を伝える展覧会を、東京藝術大学大学美術館を皮切りに、静岡県立美術館、大阪中之島美術館へと巡回する予定で開催しています。
会場に入ると、番組のスタジオセットが再現されています。
本展では、番組を彩ってきた120点を超える名品を、5つの章で紹介しています。
【 第一章:語り継ぐ美 】では、各界の第一線で活躍するゲストの言葉と、古今東西の作家と作品を紹介しています。
パブロ・ピカソ 《黄色い背景の女》 1953~56年頃 油彩、カンヴァス 東京ステーションギャラリー蔵

オーギュスト・ロダン 《考える人》 1980年 ブロンズ 静岡県立美術館蔵
【 第二章:日本美の再発見 】では、縄文土器・土偶、伊藤若冲、曾我蕭白、葛飾北斎など、日本美術の名品が再び輝きだします。
新潟県長岡市・岩野原遺跡出土 《縄文土器 深鉢 火焔型土器》 縄文時代 土器 國學院大學博物館蔵
【 第三章:工芸 伝統と革新 】では、日曜美術館がこの50年の間、毎年欠かさずこつこつと発信し続けてきた「工芸」の世界から、世界に誇る日本の優れた工芸品を展示しています。
塩見亮介 《白銀角鴟面附白絲縅兜袖》 2022年 鉄、真鍮、漆、革、正絹組紐 個人蔵
【 第四章:災いと美 】では、日曜美術館50年の歩みのなかで、災いと向き合い、理解し、受け止めるために美が果たしてきた役割とその力を考えます。
石田徹也 《飛べなくなった人》 1996年 アクリル、板 静岡県立美術館蔵
野見山暁治 《ある歳月》 2011年 油彩/カンヴァス 福島県立美術館蔵
【 第五章:作家の生きざまと美 】では、放送時の映像とともに制作の過程で作家が語る言葉に耳を傾けながら、創造という行為の深淵を探っていきます。制作中の作家の言葉・作品が生み出される瞬間を、作品と共に味わうことが出来ます。
岡本太郎 《遭遇》 1981年 油彩、カンヴァス 川崎市岡本太郎美術館蔵
西洋・日本の絵画や彫刻、浮世絵、屏風、土器、伝統工芸など、ジャンルを超えた名品が勢揃いした、"美"の魅力を存分に味わえる展覧会となっています。
図録はA4変形、312ページの分厚い本で、本文中には作家やゲストの顔写真、放送概要やスチールも掲載され、放映の様子をイメージすることができます。テーマ内で作家ごとに分類されているので、分かりやすく易しい内容です。 価格は3,300円(税込)でした。最近は図録も高くなっています。
「NHK日曜美術館50年展」開催概要
開催会場:東京藝術大学大学美術館
会期:2026年3月28日(土)~6月21日(日)
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料:一般2,000円/高大学生1,200円/中学生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
本展は、静岡県立美術館、大阪中之島美術館へと巡回します。(観覧料金は各館によって異なります)
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